加木屋南小学校屋内運動場

昭和46年に建設された既存の屋内運動場の老朽化に伴う建替え工事です。
新しい屋内運動場は明るく過ごしやすい施設を目指して、自然の通風、採光を十分に確保できるように南北面に大きな開口部を設けました。南面の開口部には庇を設け、夏季の直射日光の入射を防ぐ一方で冬季には十分な日射が得られるよう計画しました。
また、自然エネルギーを有効活用するために、アリーナの屋根を建材一体型太陽光電池として３０kWの太陽光発電を行うと共に、１tの雨水貯留槽を設け散水に利用しています。
アリーナの内装には、スポーツを行う際に必要な強度、式典を行う際の吸音材としての機能をもちあわせたヒノキの有孔ボードを採用し、天然素材の優しさが感じられる空間としました。
ステージは電動で壁面に収納できるタイプを採用し、式典開催時以外はアリーナを出来るだけ広く使えるよう配慮しました。